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2007-11-21

特別講演会報告

(第1部)「次に晴れればそれでいい」

第1部は、元オリンピックスキー複合競技の選手で、現在はスポーツキャスターとしてご活躍中の荻原次晴氏をお迎えしての講演でした。ユーモアたっぷりの自己紹介、附中生へのハワイ海外研修や部活動についての質問、と生徒たちと会話をしながら和やかにお話が進みました。しかし、「双子の兄健治氏がオリンピックに出場し金メダルを獲得し、一躍日本中のヒーローになったことから、兄と間違われ、偽者扱いを受け、家に引きこもって兄のフィーバーが過ぎるのを待つようになった。ある出来事を機に、次晴として生きるためにオリンピック出場を目指して必死の努力を始めた。6年後、ついに兄健治氏とそろってオリンピック出場を果たし、並んで競い合う姿がテレビに映った。ともに入賞することができ、たくさんの人々から兄と同じように声援を受けた。ようやく自分として生きていけると思った。」というご自身の体験談になると、生徒たちがみな姿勢を正し、静かに真剣に聞き入っている姿が印象的でした。
荻原氏は最後に、「悔しいという思いが力を生む。いろいろな壁から逃げてはだめ。劣等感や不安感があるほどがんばれる。だからどんどん悔しい思いをしろ。」そして「夢のある人、夢をもつ人になれ。夢をもったら、絶対になるという強い思いをもて。」と、力強いメッセージを生徒たちに送ってくださいました。若い心に響く、すばらしい講演でした。

(第2部)「元気とやまの創造と附中生の皆さんへの期待」

本校の卒業生で、現在富山県知事としてご活躍中の石井隆一氏をお迎えし、第2部が始まりました。知事は、まず、少子化や若者の流出など富山県が直面している課題をあげ、活力、未来、安心といった「元気とやまの創造」に向けた様々なビジョンについて話されました。また、附中生時代のことを懐かしく思い出しながら、牛ヶ首用水で遊んだこと、サッカー少年だったこと、日々の生活を少し見つめ直すきっかけとなったお母様の一言や当時の夢、友人に恵まれ生涯の友を得たことなどを話されました。そして最後に、知事の好きな言葉「一隅を照らす」をお示しになり、「ひとりひとりが周りを明るくし、そしてみんながそうすれば世界中が明るくなるように、自分自身が輝き、幸せになるだけでなく、家族、地域、社会のために能力を発揮し、周りの人も幸せにできるようになってほしい。そして富山県のために是非頑張ってほしい。」と、附中生に温かいエールを送ってくださいました。生徒代表の謝辞を受けられた後、知事は時間を気にかけながらも「もう一言いいですか?」と再びマイクを持たれ、「君たちの若さが眩しい、君たちの前途は輝いている。自分の夢に向かって頑張れ!」と、さらに声をかけられました。
何十年ぶりかでこのような形で母校を訪問され、知事も万感胸に迫るものがおありだったのではないでしょうか、花束を頭上で大きく振られ、名残惜しそうに会場を後にされました。
公務ご多忙の中、後輩のために母校へおいでいただき、ありがとうございました。

1部と2部、講演者の背景は違っていても、生徒たちへのメッセージは共通していたように思います。きっと生徒たちの心に響いたことでしょう。

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