学校教育
教科
社会科 〔指導案〕
当社会科研究室では
「科学的社会認識」形成を通して「市民的資質」を育成する教科として,
その目標を達成するにはどうあればよいのか,実践研究を行っております。
令和6年度の実践
夏の公開授業(7月11日)
3年間の歴史学習の振り返りという位置付けで授業を行いました。これまで学習した歴史的事象を根拠に、「現代の私たちからみて、最も理想的な政治のしくみはどれだろうか。」という学習課題を設定して、追究活動を行いました。生徒は、歴史を「過去のこと」で終わらせず、私たちは歴史から何を学ぶかという視点で、現代の諸課題につなげて学びを深めていました。
(授業者 清水 暁子)
教育研究協議会(6月)
2学年歴史的分野「武家政権の展開と世界の動き(大航海によって結び付く世界)」を扱いました。「本当に大航海時代は世界に発展をもたらしたのだろうか」という学習課題を設定し、ヨーロッパとアメリカ・アフリカ・アジアのメリット・デメリットを分類した上で話し合いを行いました。生徒は大航海時代がヨーロッパ中心に世界の一体化が進められたことに気付き、この世界の一体化と現代のグローバル化との相違点を考察して学びを深めていました。
(授業者 桶谷 悠祐)
互見授業(5月)
1学年歴史的分野「歴史のとらえ方と調べ方」の単元を、「蒙古襲来絵詞」を用いて授業しました。小学校の既習事項である蒙古襲来絵詞の竹崎季長が元軍と対峙する場面と安達泰盛に功績を説明する場面の詞書を読むと、生徒が知っている絵と異なる絵ができあがります。そこから「なぜ蒙古襲来絵詞には複数の絵が存在するのか」という学習課題を設定しました。生徒は、既習事項に加え、資料から読み取った内容を発表し、話合う過程で、歴史は、解釈の積み重ねによってつくられていくものだと認識するとともに、資料を批判的に見る力や多面的・多角的に考察すること、歴史的な見方・考え方を働かせる有効性について気付き、議論することができました。
(授業者 早川晃央)
令和5年度の実践
冬の公開授業(1月16日)
ご参会いただきありがとうございました。
3学年公民的分野「より良い社会をめざして」の単元で、2044年のエネルギーミックスを、電力事業者や政府関係者に若者を代表して提言するというパフォーマンス課題を提示しました。本時では、「学習としての評価」として、パフォーマンス課題の評価規準はどうあるべきかを話し合い、学級で評価規準の合意形成をしました。生徒は、社会科だけでなく、理科、技術、家庭科の授業を想起しながら評価規準を出し合い、最終的に「課題の条件を満たす」「実現可能性があるか根拠を示した提言をする」「『3E+S』を軸とした「持続可能性のある提言をする」という3つの規準を設定することができました。
(授業者 早川晃央)
冬の公開授業(12月15日)
ご参会いただきありがとうございました。
2学年地理的分野「日本の諸地域(中部地方)」を扱いました。北陸の伝統産業を題材に、「なぜ、観光資源としても著名な金沢の伝統産業は存続の危機に瀕しているのだろうか。」という学習課題を設定して、追究活動を行いました。生徒は課題に対して、生産者や消費者の立場から多角的に考察するとともに、観光資源として著名でも伝統産業が衰退していく理由について構造的に理解し、学びを深めていました。
(授業者 清水暁子)
冬の公開授業(12月6日)
ご参会いただきありがとうございました。
1学年地理的分野「南アメリカ州」を扱いました。 南米ベネズエラの石油埋蔵量(2022年世界1位)と生産量(2022年世界21位)の状況から『なぜ、ベネズエラは原油埋蔵量が世界1位なのに、生産量は小さいのだろうか』と学習課題を設定し、仮説を立ててから、追究活動を行いました。 「多学問的な見方・考え方」を働かせて地域を理解する「総合的な社会研究」の視点から、ベネズエラの政治・経済・社会・自然の特色、南アメリカ州が抱える課題や特色を捉えるという授業構成をとりました。 「ジグソー学習」の学習形態をとり、授業の終末に「新たな(切り返し)発問」を行うことで一般化・概念化を図ることとし、生徒たちの「主体的・対話的で深い学び」を実現している姿が見られました。
(授業者 坂田元丈)
教育研究協議会(6月)
ご参会いただきありがとうございました。
3学年公民的分野「現代社会の見方や考え方‐「効率」と「公正」の視点で捉える原発再稼働の問題‐」を取り扱いました。 現代社会の見方・考え方である「効率」と「公正」を、生徒は理解するだけでなく、概念化して使いこなすために、本時では「あなたは志賀原発の再稼働に賛成だろうか、反対だろうか」という学習課題を設定し、討論を行いました。「対話型論証モデル」を用いたワークシートを活用することで、原発再稼働の問題を、多面的・多角的に捉えたり、当事者意識をもって課題に向き合ったりすることで、「対立」が「合意」に至る難しさを実感しました。また、討論では、昨年度の既習事項である高レベル放射性廃棄物の内容を想起しながら、「効率」と「公正」だけでなく、地理的、歴史的な見方・考え方も働かせた発言によって、学びを深めていました。
(授業者 早川晃央)
令和4年度の実践
教育研究協議会(6月)
ご参会いただきありがとうございました。
1学年歴史的分野「古代国家の成立―ギリシャ・アテネの民主政―」を取り扱いました。 古代民主政の性格を考察することを通して、主権者の育成という観点から、社会を構成する市民として、気を付けなければならないことや大切にしなければならないことは何かを考えました。生徒は、よりよい社会の実現を視野に、古代の歴史的事象から現代社会とのつながりを見つけ、現在や将来の生活に生かせることは何かと考えを深めていました。
(授業者 清水暁子)
秋の公開授業(11月)
ご参会いただきありがとうございました。
2学年地理的分野「北海道地方」を取り扱いました。原発から出る高レベル性放射性廃棄物(核ゴミ)の地層処分場建設に向けた文献調査に応募した寿都町に焦点を当てて、単元を構成しました。北海道地方の概要や寿都町が北海道の中でどのような地域であるかを学習した上で、「寿都町の中学生として、文献調査の応募に賛成か、反対か」という学習課題を立てて討論を行いました。生徒は、考えを述べ合う中で、「経済性」「安全性(環境)」「世代間や地域間の公平」が判断の基準になっていることに気付き、現在も解決していない社会問題に主体的に参画しようという意識を高めました。
(授業者 早川晃央)
令和3年度の実践
冬の公開授業(12月)
ご参会いただきありがとうございました。
1学年地理的分野「アジア州」を取り扱いました。生徒の身の回りにある工業製品の産地を調べ、なぜ中国製が多いのか。なぜ東南アジア(特にベトナム)では、繊維製品が多く輸入されているのかといったような問いを生徒とともに立てながら学習を行いました。アジア州の各地域の学習のまとめとして、生徒は、国や地域が経済発展するに伴って産業が高度化するという「ペティ・クラークの法則」の概念を導くことができました。
(授業者 早川晃央)
冬の公開授業
ご参会いただきありがとうございました。
3学年公民的分野「選挙の課題」を取り扱いました。資料の読み取りや話し合い活動を通じて、民主主義を実現させるための国民の政治参加の在り方について考えました。生徒は、世界と比較した日本の選挙の特徴やその課題から、政治とどのように向き合えばよいか考えを深めました。
(授業者 清水暁子)
教育研究協議会(6月)
ご参会いただきありがとうございました。
今回の歴史的分野の授業では「中・近世移行期」を取り扱いました。中世から近世への時代の変化や特色を捉えるために「信長・秀吉・家康のうち、近世への変化に最も影響を与えたのは誰だろうか」というテーマで仮想出版社の編集会議という場面設定で話合いを行いました。
「歴史的な見方・考え方」【*詳細は指導案をご覧ください】を働かせながら課題に対する意見交換を行い,中世から近世へは信長から家康へと「移行期を経て変化したこと」,「①自力救済が認められなくなっていった ②身分が固定されていった ③軍事力を背景に統制されていった」という近世の特色を捉えることができました。
(授業者 坂田元丈)
[参考]社会科研究室(令和2年度末時点)でまとめたものです。
社会科代表者授業(5月)
1年歴史的分野では、「原始と古代の境目は何だろうか」という単元を貫く課題のもと、本時では古墳時代の特色を見出す学習を行った。ここでは、古墳時代の特色として、①支配手段が弥生時代までの呪術から、武力に切り替わっていったこと②豪族の連合政権であるヤマト王権が成立したこと③地方豪族を支配するために、ヤマト王権が朝鮮から得ていた鉄を地方豪族に分配し、その従属の証として古墳がつくられたこと、の3点について、生徒は見方・考え方を働かせながら資料を基に、気付くことができた。生徒にとって中学校での歴史的分野の導入となる本単元で、今後の「深い学び」の土台となる時代の特色を見出す活動を、歴史的な見方・考え方を働かせて行うことができた。
(授業者 早川晃央)
令和2年度の実践
公開授業
3年公民的分野では、平等権についてジェンダーや男女の平等を事例に取り扱った。日本国憲法に定める「本質的平等」を、制度やきまりが整備された「機会的平等」と人々の差別意識がなくなる「実質的平等」の両方が実現した状態と捉え、その中で自分たちがどのように生きていけばよいかを考察した。「見方・考え方」を働かせながら、現代社会に見られる課題を自分事として捉えることで、社会認識を深め、市民的資質を育成できるようにした。
(授業者 早川晃央)
公開授業(12月)
2年地理的分野では、国内各地の結び付きや日本と世界との結び付きの特色を理解します。その際、「地理的な見方・考え方」を働かせて、既習事項である日本の人口に関する特色と国内の交通網の整備状況を関連付けることで交通網の影響や整備環境の地域差などの課題を多面的・多角的に考察し深い学びを実現できるように、単元の再構成を提案しました。そして、よりよい社会の実現に向けて、交通網の整備をどのようにしていくべきかを考えることを通して、社会認識を深め市民的資質を育成できるようにしました。
(授業者 龍瀧治宏)
平成31年(令和元年)度の実践
公開授業(12月)
地形や地理という視点で歴史をとらえることで、新たに見えてくるものがある。そうであるにもかかわらず、地理という観点がまったくないまま歴史が教えられることが多くある。したがって、歴史について深く考察するとき、「なぜ、そこなのか」という問いが必要になってくると思われる。
そこで、1年歴史的分野では、「戦乱から全国統一へ」として、「織田信長は石山本願寺を攻め、豊臣秀吉は、その本願寺跡地に大阪城を築いた共通の意図は何だろうか。」という学習課題を設定し、歴史的な見方だけではなく、今回提案する「地政学的な見方」を働かせて、織田信長・豊臣秀吉の政策を多面的に解釈する授業を開発しました。
(授業者 龍瀧治宏)
教育研究協議会(6月)
公民的分野では「よりよい社会をめざして」として、SDGs(持続可能な開発目標)を扱いました。特に富山市は「SDGs未来都市」に選定され、さらに「自治体SDGsモデル事業」10事業の1つに選定されました。
そこで,SDGsの取組として「なぜ富山市はコンパクトなまちづくりを目指しているのか」との問いを設け、富山市が抱える問題やコンパクトシティ政策の効果見込みについて扱いました。そして、将来における方向性として「富山市が抱える問題を解決するために、コンパクトシティ政策は今後も続けていくことはよいのか」についての議論を行うという単元構成をとることにしました。
(授業者 坂田元丈)
2年生歴史的分野の学習で、近世という時代を大観し、図解する学習を行いました。近世は、織豊政権を引き継いだ徳川政権の完成により、武断政治から文治政治へと移行していったことが政治面で大きな特色と言えます。また、強大な幕府の権力によって、鎖国を行うことで、対外情報を幕府が管理したり、貨幣鋳造で産業が活性化したりという面もあります。このように様々な視点から考えられる近世の特色を、生徒は図解という手段を用いて整理しました。そして、それらを基にした意見交換を通して、生徒一人一人が近世とはどのような時代だったかをまとめ、理解を深めました。
(授業者 早川晃央)
平成30年度の実践
社会科代表者授業(5月)
米騒動は、富山県民である私たちにとって必ずしも良いイメージではないのに、なぜ魚津市役所の人たちは観光の目玉にする理由を「仮説吟味学習」の方法を用いて追究するという授業を行いました。 前時までに、「米騒動」は、大正時代だけでなく明治時代から始まっていたことや、米騒動が起きた原因を追究している。
本時では、「米騒動」を観光の目玉にする仮説を立てた。次時からは、仮説を吟味していく過程で、①全国に先駆けて「貧民救助規定」、「貧民救助方法」の制定は、「生存権」である「生活保護」という基本的人権を尊重した政策を施していたこと、②藩閥内閣を崩壊させ普通選挙法が成立するなど民主主義が浸透する原動力になったこと、③世界共通として生活の最前線に立っていた女性が倫理・道徳によって、生きるための必需品を適正な価格で売るようにする「モラル・エコノミー(生存のための経済)」の概念に結びつこと、以上3点が「米騒動」の歴史的な意義として、理解することができました。
(授業者 龍瀧治宏)
社会科公開授業
日本史における中世は、古代と異なり、武士の登場により権力が分散化した時代と言えます。天皇や貴族の権力による支配から武力が上回るようになり、政治が目まぐるしく変動した時代です。政治面以外でも、貿易の広がりや鎌倉新仏教を中心とした人々の団結が見られ自力救済の社会が発達した時代でもありました。このように様々な視点から考えられる中世の特色を、図解という手段を用いて整理しました。そして、それらを基にした意見交換を通して、生徒一人一人が中世の特色を理解し、社会認識を深めました。
(授業者 早川晃央)
(生徒の図解例)教育研究協議会(6月)
現代文明が発達している多くの都市は温帯にあります。一方で、古代文明はなぜ乾燥帯で発達していたのかという理由を「仮説吟味学習」の方法を用いて追究するという授業を行いました。仮説を全体で吟味していくことで、気候変動による乾燥化で大河やオアシスの周辺の人口が急増したこと、灌漑を行うことで、乾燥帯でも農耕が可能になる地域であったこと、人々の生活に用いられた家畜は、他地域との交易ネットワークの中で人・物・情報の交流に役立ったことを理解しました。これらを構造的に理解できるようにして科学的に社会認識を深め、市民的資質の育成につなげ、教科の本質にせまるようにしました。
(授業者 早川晃央)
平成29年度の実践
教科代表者授業(11月)
Luxembourgは1人あたりのGDP(国民総生産)が世界第1位で推移している理由を「仮説吟味学習」の方法を用いて追究するという授業を行いました。前時までにEUの利点や問題点など,ヨーロッパの地域統合の歴史的背景や現代的な課題について学習をしました。Luxembourg(ルクセンブルク)は先端技術(ICT)や金融業に力を入れ、高賃金の維持と周辺国からの人材確保により高いGDPをはじき出しているということを理解しました。
また,本時では40人全員がICT機器を用いて調査活動を行い,意見発表の際にも利用するという活動を取り入れることもできました。
(授業者 坂田元丈)
教育研究協議会(6月)
東京大都市圏に多くの若者が移動しているにも関わらず少子化が進行している背景・原因・影響を社会の視点から探究することで、日本の人口的地域的特色である過疎過密の問題点や少子化が急速に進行する構造を理解できるようにして科学的に社会認識を深め、市民的資質の育成につなげ、教科の本質にせまるようにした。
(授業者 龍瀧治宏)
公民的分野では、「現代社会をとらえる見方・考え方~イタイイタイ病とのたたかいを通して~」の授業を公開しました。イタイイタイ病の問題を、「対立」と「合意」,「効率」と「公正」という視点でとらえ直し、イタイイタイ病に関わってきた様々な立場の人々の粘り強い取り組みや熱い思いについて深く見つめました。社会認識を深め、合理的判断に基づいた市民的資質の育成を目指した授業を行いました。
(授業者 北岡 聡)
平成28年度の実践
社会科公開授業
1年生の地理的分野「世界の諸地域 南アメリカ州」の単元において、『アマゾンの開発は、このまま続けてもよいのだろうか』という課題で、授業づくりを行いました。その際、持続可能な社会の実現に向けて必要となる「環境を守る視点」「経済を発展させる視点」「地域間や世代間で公平になる視点」の3つの考え方に気付くために、①先住民、②開発農民、③開発事業者、④ブラジル政府の4つの立場に分かれて、グループ討論や全体での話し合いを通して学習していきました。
(授業者 龍瀧治宏)
教育研究協議会(6月)
3年生公民的分野において,『裁判員はどのような思いで判決を出しているのだろうか』という学習課題をもとに「法に基づく公正な裁判の保障」を取り扱いました。単元のはじめに「対立と合意」「効率と公正」の概念を学習した上で,模擬裁判と評議を行いました。生徒の市民的資質の育成を図るという観点から,「裁判員として話し合ったことからどう思ったのか」を最後の「問い」としました。
今回の授業では,【知識の構造図】を基に【発問の構造図】を作成し,身に付けさせたい力を明確化することで,指導の手立てとなる「問い」を精選しました。
(授業者 坂田元丈)
平成27年度の実践
社会科公開授業(7月)
16日(木)に附属中学校の新研究テーマ「教科の本質に迫る授業づくり」について、社会科で授業を公開しました。富山大学や県内中学校、本校教員全員が参観し、事後協議会を行いました。安土桃山から江戸時代を生きた(高山右近をモデルにした仮想)武士の視点で価値判断する授業を行いました。
「社会認識」形成については、時代の転換点(移行期)の特色をとらえること。「市民的資質」育成については、その時代における合理的判断をする力ととらえて、授業を行いました。
(授業者 坂田元丈)
教育研究協議会(6月)
1年生において、地理的分野の「世界各地の人々の生活と環境」の授業を公開しました。環境と生活とのかかわりを大観する学習として,『ケッペンは何に注目して気候を区分したのだろうか』という課題に対し仮説を立て、資料をもとに科学的に説明する【言語活動】ことを通して吟味していく授業を行いました。
(授業者 北岡 聡)
公民的分野の「対立」と「合意」,「効率」と「公正」について,現代社会をとらえる見方や考え方を養う教材として,複数の価値に基づく政策を比較・吟味する政策選択学習を取り入れながら,社会的論争問題を事例に扱いました。討論・論述【言語活動】を通し科学的社会認識に基いて合理的判断【身に付けさせたい力】させる授業を行いました。
(授業者 龍瀧治宏)
平成26年度 教育研究協議会
地理的分野の日本の諸地域において,北陸地方の地域的特色を「他地域との結び付きを中核とした考察」から捉える学習として,『北陸新幹線開業は,富山県にとってどうなのだろうか』という課題に対し,「よいことである」か「よいことではない」かという討論【言語活動】を通し,価値判断【身に付けさせたい力】させる授業を行いました。
(授業者 坂田元丈)
平成23年度からは,研究副題「言語活動の明確化と充実」について研究を進めています。
社会科における言語活動において,【身に付けさせたい力】と【言語活動】のねらいについて,本校研究副題にふれて図式化・解説したものがあります
平成25年度 教育研究協議会
歴史的分野の「時代を大観する」学習として,『鑑真は奈良時代の日本をどう思ったのだろうか』という課題について「いい国であった」か「いい国ではなかった」かという討論【言語活動】を通して,価値判断【身に付けさせたい力】させる授業を行いました。
(授業者 坂田元丈)
地理的分野の「日本の地域的特色をとらえる」学習として,『これからN市はどの防災に力を入れていけばよいか』という課題について、「ハード防災」か「ソフト防災」かという討論【言語活動】を通して,価値判断【身に付けさせたい力】させる授業を行いました。
(授業者 北岡 聡)
平成24年度 教育研究協議会
平成24年度 教育研究協議会においては,「戦後はいつから始まったのか」という課題で授業を行いました。本時では,仮想出版社F社において現代を扱う歴史の書籍の編集会議という場面を設定し,複数の説に対する根拠とその妥当性について意見交換しました。
(授業者 坂田元丈)
平成23年度 教育研究協議会
(授業者 堀内和直)
(授業者 坂田元丈)
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