学校教育
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国語科
私たちが考えたり、感じたりするときには、必ず言葉が関わっています。私たちは無自覚に言葉を使っていますが、そこには表したい内容をどんな言葉を使えばよいかという思考が働いています。考える時には言葉を使って考え、感じたことは言葉を使って表現しようとします。つまり、私たちの思考や感性には、無意識ではあるかもしれないが、言葉が大きく関わっているということです。その無意識に働いているものが「言葉による見方・考え方」だと考えます。「言葉による見方・考え方」とは何かと言うことは簡単ではありませんが、私たちが物事を見たり考えたりするときに働かせている「言葉による見方・考え方」に焦点を当てて、研究を進めていきたいと考えています。どのような学習活動(言語活動)に取り組めば「言葉による見方・考え方」が働くのか、どう働かせれば「資質・能力」が育つのか、授業を通して明らかにしていく所存です。
令和7年度の実践
令和7年度 第2学年 国語科学習指導案
教育研究協議会
【授業のねらい】
マルチモーダル・テクストにおける文字テクストと映像の相関に着目し、登場人物の変容、象徴しているものの意味、演出の効果等について考えることを通し、作品を劇的に感じる理由について自分の考えをもつことができる。
【成果と課題】
各自が追究する中で、文字テクストや映像の個々の解釈に一貫性があることを重視させた。各自の追究の過程をスライドやスプレッドシートを用いて可視化し共有することで、よくわからない部分や同じことを追究している級友に、各自が知りたい情報を訊き合う場を設定した。解釈に一貫性をもつことを前提として、自分の考えと他者の考えを交流させる場を設定することで、生徒は、双方の考えに不整合や空所があることに気付く。それを解消するために、生徒の考えが更新され、漠然とした考えが明確に言語化していくことにつながった。
マルチモーダル・テクストにおける文字テクストと映像の相関に着目し、登場人物の変容、象徴しているものの意味、演出の効果等について考えることを通し、作品を劇的に感じる理由について自分の考えをもつことができる。
【成果と課題】
各自が追究する中で、文字テクストや映像の個々の解釈に一貫性があることを重視させた。各自の追究の過程をスライドやスプレッドシートを用いて可視化し共有することで、よくわからない部分や同じことを追究している級友に、各自が知りたい情報を訊き合う場を設定した。解釈に一貫性をもつことを前提として、自分の考えと他者の考えを交流させる場を設定することで、生徒は、双方の考えに不整合や空所があることに気付く。それを解消するために、生徒の考えが更新され、漠然とした考えが明確に言語化していくことにつながった。
(授業者 松田明大)
令和6年度の実践
令和6年度 第1学年 国語科学習指導案
教育研究協議会
【授業のねらい】
マルチモーダル・テクストにおける歌詞と映像の相関に着目し、象徴しているものの意味や登場人物の心情について考えをもつことで、作品の展開や表現の仕方について評価することができる。
【成果と課題】
マルチモーダル・テクストを評価するうえで、生徒が級友と関わり合いながら自分の考えを構築する姿が見られた。映像の解釈を他者と共有するには、どういった点に着目し、どういう意味付けをするかを言語化する必要性が生じる。また、歌詞と映像をつなげることで空所が生まれ、それに対する考えを言語化する必要性も生じる。こうした言語化されていないことを、生徒が自分の言葉で表現し、他者と議論することで、自分の考えが更新され、自身の考えを確かなものにしていくことにつなげることができた。
マルチモーダル・テクストにおける歌詞と映像の相関に着目し、象徴しているものの意味や登場人物の心情について考えをもつことで、作品の展開や表現の仕方について評価することができる。
【成果と課題】
マルチモーダル・テクストを評価するうえで、生徒が級友と関わり合いながら自分の考えを構築する姿が見られた。映像の解釈を他者と共有するには、どういった点に着目し、どういう意味付けをするかを言語化する必要性が生じる。また、歌詞と映像をつなげることで空所が生まれ、それに対する考えを言語化する必要性も生じる。こうした言語化されていないことを、生徒が自分の言葉で表現し、他者と議論することで、自分の考えが更新され、自身の考えを確かなものにしていくことにつなげることができた。
(授業者 松田明大)
令和2年度の実践
実践事例
太宰治の『走れメロス』が、ギリシャの伝説『ダーモンとフィンテヤス』とシラーによる『人質』をもとにして書かれたことはよく知られています。そこで、『走れメロス』と『人質』を比較し、太宰が何を書き加え、書き換えたのか、そして、それは何のためか、考えてみました。
(授業者 松田明大)
