学校教育

教科

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技術・家庭科

「深い学び」を実現する授業づくりを目指して

技術・家庭科では、実践的・体験的な活動を通して、生活や社会で利用されている技術についての基礎的な理解や、家族・家庭、衣食住、消費や環境等についての科学的な理解を図り、それらに係る技能を身に付けるとともに、生活や社会の中から問題を見いだして課題設定しそれを解決する力や、よりよい生活の実現に向けて、生活を工夫し創造しようとする態度等を育成することを目指している。

そこで、生徒が生活や社会の中から問題を見いだして課題を設定し、その解決に向けた解決策の検討、計画、実践、評価・改善といった一連の学習活動の中で、生活の営みに係る見方・考え方や技術の見方・考え方を働かせながら課題の解決に向けて自分の考えを構想したり、表現したりして、資質・能力を獲得する深い学びのために、教科の本質を「生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育むこと」とし、その力の育成を目指した技術・家庭科の学習の深まりのために、教科特有の見方・考え方を働かせた学習活動となるよう研究を進めていく。

<令和6年度>

中学生相手へのロールプレイングを通して、幼児との関わり方について学ぶことにより、「協力・協働」の「見方・考え方」を働かせながら、社会で生きる様々な世代の人々と関わるための行動を考えることができる。ロールプレイングの幼児役に「中学生に興味がある」「中学生に興味がない」「中学生との遊びにすぐに飽きてしまう」という設定を加えたことにより、幼児と関わることの難しさを実感し、前時で計画していた内容について、一連の活動を振り返って改善しようとする様子が見られた。